![with Angelika Dimmling at the Schloss Lelkendorf](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=1070x10000:format=jpg/path/s62a958dc0c21b649/image/id10b0ac839a7c79d/version/1544055278/with-angelika-dimmling-at-the-schloss-lelkendorf.jpg)
12月9日、北ドイツ・レルケンドルフの古城のホールでのクリスマスコンサート・朗読会。
同コンサートシリーズにはこれまでにソロや室内楽で出演してきましたが、今回は初めての朗読とのコラボレーション。Angelika Lauleさん(以下アンゲリカ)が、この日のために書き下ろしたクリスマスにちなんだ物語を朗読し、
ストーリーが展開するのに合わせて私がピアノ曲(クラシックから映画音楽まで)を演奏する、という形で行いました。
![lelkendorf](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=1920x400:format=jpg/path/s62a958dc0c21b649/image/i164dea4ed50be85b/version/1513201046/image.jpg)
![lelkendorf](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=1920x400:format=jpg/path/s62a958dc0c21b649/image/i4f35e9c089045224/version/1513201046/image.jpg)
冒頭、アンゲリカから『当夜の出演者には私たち二人だけでなく暖炉も含まれています』とのアナウンスがありました。テレビやインターネットがなかった時代の冬の寒い日には、人々は暖炉のそばに集まってお話を聞くのが楽しみだった、今日のコンサートではそんなシチュエーションも味わってほしい、ということなのだそう。
暖炉にくべられた薪がパチパチと音を立てて炎が上がる様は、確かにひと昔前の雰囲気を演出してくれるようでした。
客席の最前列には小さなお子さんたちも座っていましたが、物語と音楽両方にじっと耳を傾けてくれているのが分かりました。コンサート終了後はお客様と歓談したり、お城のオーナーが腕をふるって作ってくださったコース料理をいただいたり・・・。とてもあたたかな夜になりました。
(”北ドイツ『メクレンブルク・スイス』で過ごす週末”も併せてご覧ください。)
萬谷衣里