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4月6日、東京で行った「ドイツ国際平和村のためのチャリティ・ピアノコンサート」について&今後のために

2015年9月にデュッセルドルフの恵光ホールで初めて行った「ドイツ国際平和村のためのチャリティ・ピアノコンサート」。そのときの小さな第一歩が2017年4月6日、東京での第二歩目につながりました。

 

ドイツ国際平和村 Friedensdorf International は、

世界中の貧困地域や紛争地域などで怪我や病気を抱えていながらも治療が出来ない子ども達をドイツへ飛行機で連れてきて、無償で治療して母国へ帰すという活動を続けている国際協力団体で、今年創立50周年を迎えます。本部は ドイツ・オーバーハウゼンにあり、日本人の職員の方やボランティアスタッフの方も働いておられます。

 

このチャリティコンサートは、同地でボランティアスタッフとして働いていた幼馴染の友人の発案で動き出し、私と彼女がドイツと日本間で主にメールでやりとりしながら企画を進め、実現可能になったものです。会場は東京・東新宿にあるバー、Bar Toilet。カワイのアップライトピアノが設置されています。

初回のデュッセルドルフでの開催時には、友人は出席することができませんでしたが、今回の東京公演では司会から打ち上げにいたるまで、オーガナイズ全般をつとめてくれました。

平和村の活動はほぼ、企業や個人からの寄付金によって成り立っています。

このコンサートのように、ボランティアによって世界各地でチャリティイベントが開催され、 資金の調達、平和村の認知度向上を目指しています。

当日は私の演奏だけでなく、元職員の方のお話を聞いたり、友人が作ってくれた平和村の活動を伝えるスライドショーを見ていただきながら、皆で平和について思いを巡らせる夜となりました。

私がこのチャリティコンサートの案内文に添えた言葉を転載します。

 

コンサートに寄せて

 

「2015年9月、デュッセルドルフでドイツ国際平和村のための初めてのチャリティコンサートを行った後、オーバーハウゼンにある平和村本部を訪れ、紛争等で傷を受けた体の治療を受けるためにそこで暮らす子どもたちに会いました。

大火傷を負い顔がただれてしまった子や、指を失ってしまった子、車椅子に乗った子。症状は様々で、出身地も色々です。無邪気に遊ぶ彼らの姿と、それを温かく見守る平和村スタッフの方々の姿は、そのような過酷な世界を知識としては知っていても実際にはまるで知らなかった私に、考えるきっかけを与えてくれました。

この東京での小さなチャリティコンサートの場が、そんな平和村での子どもたちの生活や、平和村の活動の内容について、集まった皆様と一緒に思いを馳せてみる機会になれば幸いです。皆様のご参加をお待ちしております。 萬谷衣里 」

お越しいただきました皆様、ありがとうございました。

 

今後のために

平和村のためのチャリティ・ピアノコンサートはまた第3弾、第4弾と続けていきたいと思っています。可能な限り多くの寄付金を平和村へ送るため、経費をできるだけ抑える必要があり、ピアノのある会場を低料金で、もしくは無料で借りることが開催の条件のひとつとなります。ホールやサロンだけでなく、バーやカフェ、レストラン等も候補となります。このブログをご覧の方で、チャリティイベントの趣旨にご賛同のうえ会場提供にご協力いただける方がいらっしゃいましたら、ぜひこちらよりご連絡ください。

 

関連サイトのご紹介

● ドイツ国際平和村 フェイスブックページ
  活動の様子が日本語で紹介されています。「いいね!」でフォローしてください!
● ドイツ国際平和村のためのチャリティコンサート・イベントページ
  当コンサートの様子や準備風景などが掲載されています。
● ドイツ国際平和村 公式サイト(日本語)
  寄付金口座番号等、平和村サポートに関するすべての情報はこちら。

萬谷衣里

写真提供:ドイツ国際平和村スタッフ