気づけば今年もあとわずか。
ブログの更新は滞りがちですが、お陰様で元気にピアノを弾いたりレッスンをしたりして過ごしています。
最近の色々を、活動報告も兼ねて少しまとめてみようと思います。
ドイツの古城でのコンサート
こちらは11月に北ドイツ・レルケンドルフで出演したリサイタルの写真です。
学生の頃から定期的に呼んでいただいている古城でのコンサートシリーズで、もはや親戚のお家に遊びに行くような感覚になってきました。(昨年のコンサートと朗読会の様子はこちら)。
この会場のアコースティックは最高です!ハンマークラヴィーアの名残を感じるような年代物のピアノの音が、素晴らしい残響のあるホールに響くと、弾いていてとても幸せな気持ちになります。この日はスカルラッティ、シューベルト、ショパン、リストを演奏しました。
親しくなった主催者の方との打ち上げほど楽しいものはありません。今年はオーナーが狩ってこられた鹿のお肉がメインのディナーに舌鼓を打ち、イノシシのハンバーグをお土産にいただくというワイルドなおまけつきでした。
テレビでの動画放映
先日(12月4日)、MBSの「教えてもらう前と後」番組内でベートーヴェン作曲の「エリーゼのために」が取り上げられ、私が同曲を演奏するYouTube 動画がちらっと放映されたようです。
同動画は昨年もBS朝日放送で使用されましたが、さすがの人気曲ですね。
2013年にピティナの公開録音コンサートシリーズに出演した際、アンコールに演奏した楽曲ですが、数年経った今でもこうして動画をご使用いただき、テレビを通して全国の皆様にお聴きいただく機会があることはありがたいことです。
ふたつのハウスコンツェルト in ベルリン
Two house concerts in Berlin.
ベルリンの個人宅にて、ふたつのハウスコンツェルトに出演しました。
ご覧の通り、奏者とお客様の距離がとても近いコンサートです。どちらの会場もお部屋のキャパシティぎりぎりまで椅子が並べられ、熱気でいっぱいでした。シューベルトやリストなどの作曲家たちが支持者に囲まれて演奏している様子の絵が残っていますが、当時のサロン文化は今もこうして受け継がれているんだなと実感するシチュエーションでした。ワインや手作りの軽食が振舞われるのも定番で、細やかなサポートを行ってくださった主催者の方々に感動・感謝です。
音楽学校 講師によるコンサート
Teacher's concert in Oranienburg, Germany (29.9.2018)
9月には勤務先の音楽学校の講師によるコンサートがありました。
学長によるエレガントな司会に加え、クラシックからポップ、ピアノデュオやアンサンブルまでバラエティに富んだプログラムに会場も大いに盛り上がりました。
私は今回初めて出演し、ソロで一曲(リスト:メフィストワルツ第2番)をお披露目しました。
学校でレッスンをしている時間以外に同僚と交流する機会は限られてしまうので、こうして講師陣が一堂に会するチャンスは貴重です。私もこれを機に、同僚との距離が近くなったように感じます。
演奏動画ページ更新
長らく放置気味だった演奏動画のページを更新しました。
私のYouTubeチャンネルには40本以上の動画が登録されているのですが、その中でも特にピアニストのスタンダードなレパートリーとしてお聴きいただけそうなものをピックアップしてみました。
バロックから古典、ロマン派、近現代まで網羅していますので、参考にしていただけましたら幸いです。
プロコフィエフ:ピアノソナタ第6番 第4楽章
一番古いもので二十歳の時の大阪でのリサイタルライブ録音、プロコフィエフのソナタ第6番より第4楽章を改めて掲載しました。自分で言うのもなんですが、この機敏さと瞬発力…さすが若い(笑)。当時、朝7時から練習していたことを思い出します。全楽章はこちらからお聞きいただけます。(第1楽章に「君が代」のメロディが現れるの、ご存知でしたか?)
ちなみにレパートリーリストはまだ掲載できていません。。ごめんなさい。
公式ファンクラブ会員様へクリスマス・カードの発送
昨年末から萬谷衣里公式ファンクラブの会員様へ、萬谷直筆のクリスマス・カードをドイツよりお送りしています。今年も発送の準備はほぼ整いましたので、クリスマスまでにはお手元に届くかと思います。
静岡県・浜松市に設立された同ファンクラブも今年の夏で5年目を迎えました。支えていただいている会員の皆様、事務局の皆様に心より御礼申し上げます。ファンクラブの活動も永く続けていけたらと考えていますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします!
それでは皆様、素敵なクリスマスと良いお年をお迎えください!
萬谷衣里