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マリリン・モンローのオペラ初演を鑑賞 ハッピーバースデー・ミスタープレジデント

Marilyn
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 ロストックの劇場(Volkstheater Rostock)で、オペラ「ハッピーバースデー・ミスタープレジデント Happy Birthday, Mr.President 」 を観てきました。マリリン・モンローとジョン・F・ケネディの恋愛(不倫)関係と、二人を取り巻く政治やマフィアの世界を題材にした現代オペラで、音楽は Krišs Russmanという作曲家によるもの。歌詞は英語(ドイツ語字幕)。ロストックでの公演が世界初演ということで、封切り日はチケットも完売だったそう。

 

 劇場では日本人の友人が合唱団員として活躍しているので、舞台が賑っているとついつい彼女の姿を探してしまうのですが、今回のオペラでは合唱団員 たちが登場するのは前半のみ。前半にタイトルともなっている、大統領へ向けたバースデーソングをマリリンが歌うシーンがあり、ひとつの山場を迎えたあと、 休憩をはさんで後半はマリリン、ケネディ大統領とその妻ジャクリーン、大統領の弟ロバート・ケネディなどの主要人物のみで話は進みます。そして、最後は傷 心のマリリンが大量に服薬し・・・というところでジ・エンド。初日の公演のニュース動画で音楽が少し聞けます。

 

 マリリン・モンローは1962年に36歳で亡くなったそうですが、いまだにそのセックスシンボルとしての強烈なイメージが生きているので、これは 配役がなかなか難しいだろうな、というのが正直な感想でした。ビジュアルから受ける印象って大きいので。でも音楽やストーリー展開にある程度のキッチュさ があるので、難しい現代オペラというのとは違って、分かりやすいというのは良かった点。英語の歌詞を聴きながら舞台上方の電光ドイツ語字幕を追うというの は、ちょっと苦しかったけど(二階席のほうがよかったかな)。個人的にはジャクリーン役(Jasmin Etezadzadeh)が美声だったと思いました。

 

 今年はケネディ大統領の没後50年とのこと。ケネディ暗殺事件やマリリン・モンローの謎の死、それぞれがミステリーですが、このオペラではその辺 の黒い部分を観客に想像させながら、ノーマ・ジーン(マリリンの本名)が抱えていたであろう孤独、愛情への渇望に焦点を当て、ひとりの女性の生き様をうま く描き出していたと思います。実際、ほんとうに魅力的だったんでしょうね。当時歌われた大統領へのバースデーソングの記録映像(YouTubeにあります)を見つけました。こんな風に歌われちゃったら、そりゃ誰だってイチコロです。

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