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ロンドン弾丸旅行でBLURT。

Blurt
© Blurt

暑中お見舞い申し上げます。

 

2012年7月28日土曜日晴れ、五輪が開幕したばかりで相当賑わっているイギリスはロンドン中心部を後目に、テムズ川沿い(滑走路の真横という笑えるロケーション)に停泊中の大型モーター船の中で聴いた音楽がものすごかったので、久しぶりにブログを書くことにします。

 

その日のライブの前座をつとめたジャズトリオのお抱え写真係(?)としてタダ旅行をさせてもらった私ですが、メインバンドにまさかのクールな御年 69歳大御所サクソフォニストが登場するなどとは露知らず、役目が終わってビールを片手に足をぶらぶらさせながら良い気分でデッキに座っていると、なにや ら舞台上ではシュールな人形劇が始まりました。なんだなんだと注目していると、人形を操っていたおじさんがサックスを取り出し本編が続き、・・・

果てはこんな展開に。

 

これはタダモノじゃないと素人の私にも分かる半端ないオーラを漂わせながら演奏を始めた彼らの名は「BLURT(ブラート)」。

リーダーのテッド・ミルトン氏の圧倒的なカリスマ性に、あんぐりと口を開けて、ただただ見入るばかりでした。
本当に、阿呆のようにただただ聴いておりました。
これがイギリスなのか?これがロンドンなのか??
あたしゃすごいところに来てしまったよ、と。

 

当夜のジャズ・ロックバンドBLURT(ブラート)のサクソフォニスト、テッド・ミルトンTed Milton氏は1943年生まれのイギリス人。彼が歌い出したときに感じた一種の心地よい違和感は、詩人の魂から生み出される絶妙な行間と味、ポエトリー・リーディング入ってるなあと印象を受けたのだけど、彼は60年代から詩人やあやつり人形師として活動していたパフォーマーとのことで合点がいきまし た。日本でも「奇才」として紹介されているようです。ブラートはこのミルトン氏によって1979年に結成、メンバーには入れ替わりがあるようだけど、現メ ンバーはノリノリで叩きまくっているドラムのデーブ、そしてひたすらブンブンいわせていたアンディ・サマーズ似のおじさんはスティーブというそうだ。

 

ちなみにミルトン氏は演奏の合間合間に、脇に置いていたグラスに入ったあれはウィスキーであろうか、をひっかけつつ、どんどんヒートアップ。観客も大盛り上がり。私もすっかりブラート一夜漬けにされてしまい、帰宅してからというもの、音源を聴き続けている。

ああそれからライブ会場だったモーター船 "Stubnitz" のクルーたちはなんでもやっちゃう人たちで、音響やビデオ撮影・編集、DJに至るまでほんとに何でもこなしていました。撮影したライブ映像も、翌々日には さっさとホームページにアップされてるし。この船、実はロストックが母港なんだけど、いろんな国を周りながら、各地でこういうコンサートを行っているみたい。過去にはファジル・サイ氏も弾きにきたとか。船でクラシックってのもいいよね。

 

以下、自分のためのお気に入り登録も兼ねて、リンクをば。

 

BLURT at the "Stubnitz" 当日のライブ映像

Stubnitz Plattenfroster Radio Show   ラジオで放送されたライブ音源 (00:22:00~から)

Ted Milton & BLURT テッド・ミルトンとブラートのオフィシャルサイト

 

ラジオで1曲目に流れた”Sweete Thames"(リンク先00:22:00~)をお聞きいただければ、おそらくこういう系統の音楽に興味のない人にも、テッド・ミルトン氏の詩人っぷりはしっかり伝わるに違いないと思います。私は大好きです。

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